モンブラン、ユングフラウだけではない観光

美術を楽しむ旅
     担当 ジュネーヴ 麓 絵里 

スイス・エンガディン、セガンティーニの足跡をたどる

<アルプスの真昼> <水を飲む少女>
イタリア生まれのジョバンニ・セガンティーニは、1886年から1899年に41才で亡くなるまで、スイス東部のグラウビュンデン州エンガディン地方に暮らした。光溢れるアルプスの景観や、そこに暮らす人々を見事に描いた作品は日本でも良く知られている。
<セガンティーニ美術館> <アトリエ>
雄大かつ典雅なアルプスと、軽く清涼な大気に恵まれた、光溢れるエンガディンは、セガンティーニのみならず、ニーチェやリルケなどの多くの芸術家に愛され、秀作へのひらめきを与えてきた。
サンモリッツには、セガンティーニがデザインした帽子型のセガンティーニ美術館があり、訪れる人が絶えない。南部のイタリア語圏に在るマロヤには今もセガンティーニの家とアトリエが残っている。

そのまた南、イタリア国境にまたがるブレガリア谷には、画趣に溢れる宝石のような村が点在する。その中でも最も山に近く、美しい村ソリオをセガンティーニは春ごとに訪れて、有名な三連作
(「生」・「自然」・「死」)の「生」を描いた。









<ソリオ村><セガンティーニ美術館><アトリエ>
写真 麓絵里