四つの言語を国語とするスイスの文化

見逃したくないトレンドとグルメ
スイスのチーズ
 担当  麓 絵里  ジュネーヴ発 

グリュイエール
(Gruyere)
スイスの代表的なチーズ。日本でも、高級スーパーなどで販売されている。そのまま食べても、グラタンやソースに加えても良い。しばしばチーズ・フォンデュに使われる。山歩きのお弁当に欠かせない一品でもある。アルプスに登り、素晴らしい景観を楽しみながら味わうグリュイエールとライ麦パンの味は格別。塩味の加減や、熟成期間によって、いろいろな種類に分けられる。

バシュラン・フリブルジョワ
(Vacherin fribougeois)
そのまま食べても良いが、フォンデュに入れるとクリーミーな仕上がりになる。フランス語圏で食べられるフォンデュの大半が、このバシュランとグリュイエールを半々に混ぜたモワチエ・モワチエ(moitie moitie / 半々)と呼ばれるもの。一風変わったフォンデュをお好みなら、100%バシュランのフォンデュがお勧め。バシュランは低温度で溶けるため、この生ぬるいフォンデュは、パンではなく、ゆであがったばかりの熱々のジャガイモと一緒にいただく。スイスの美味しいジャガイモとチーズの味が引き立つ一品。
バシュラン・モン・ドール
(Vacherin Mont-d'Or)
ジュラ山脈のふもとで、9月から3月の間のみ製造される柔らかいチーズ。乳脂肪50%以上。明るい茶色の表皮に切れ目を入れれば、肌色のチーズがとろりと舌を出す。木づくりの箱に入った、樅の木の香りがするこのチーズには、高カロリーを気にしながらもつい食べ過ぎてしまう抗しがたい魅力がある。
テット・ド・モワン
(Tete-de-moine)
「修道士の頭」という、面白い名前が付いたチーズ。専用の削り器をつかって、レースの花のように削って食べる。風味豊かな味わい。
フロマージュ・ダルパージュ
(Fromage d'alpage)
アルプスの放牧地で夏に作られる、風味と滋味溢れる山のチーズ。保存が利くので、木槌で割って食べる「5年もの」などというのもある。牛の種類・牧草・作り手や保存期間によって味が違うので、このチーズはワインの様に奥が深い。