歌志内市
「なんこ」とは何だ!
皆様「なんこ」をご存知ですか? もし知っている方がおられましたら、敬意を表します。多分始めて聞く人が大部分でしょう。「なんこ」とは、私が生まれ育った北海道歌志内市の郷土料理です。歌志内市のホームページによると、「なんこ鍋」とは、「歌志内でしか食べられない炭鉱料理で、鉱山坑夫の肺病予防に食べられた馬肉料理」となっています。 しかし、私の子供時代に食べた「なんこ」は少し違います。馬肉では無く、馬の内臓(俗に言うホルモン)の味噌煮です。独特の臭いと癖があってなかなか馴染めない食べ物ですが、私の叔母が作る「なんこ」は絶品です。今でも田舎へ帰った時には所望して作ってもらいます。 昨年帰郷の折にも作ってもらい、家内にお土産にと持参したのですが、2度と要らないと言われてしまいました。名物に上手いものは無いとは良く言ったものですが、私には懐かしい味です。
さて歌志内市ですが、JR函館本線、札幌から旭川の中間位に砂川市があります。ここから東に少し入った所に位置します。昭和30年代には4万人以上の人口を有する石炭の町でした。市内には、住友鉱山と北海道炭鉱汽船の2社が石炭を採掘していて、人口の90%以上がこの2社の従業員と家族で構成される町でした。 朝鮮戦争の時には、「黒いダイヤ」と言われるほど好景気に沸き隆盛を極め、毎日石炭専用貨車を50両程連結してD51(蒸気機関車)が、あの重々しい汽笛を鳴らして行き来していました。 時が進み次第に石油燃料が使われるようになると、石炭産業は急速に衰退し、石炭会社も次々に採掘を止め(閉山といいます)、炭鉱労働者も町を去ってゆきました。現在では人口5535人(2月末現在)の「日本で一番人口の少ない市」に変貌しました。
神威岳から見た歌志内 この写真を見ても如何に田舎か判るでしょう
北海道のヘソ、大雪山の裾野に位置する豪雪地帯の為新しい産業も発展せず、わずかに小さな温泉とスキー場を有する山奥の小さな田舎町になりました。何とか観光に頼りたいと、「ロマンとふれあいの郷」と称しスイス風の景観つくりが進んでいます。最近は、町を歩くとチョット洒落た建物が点在するかわいい町になりつつあります。
また、神威岳(かもいだけ)スキー場では、町の高校を中心に競技スキーが盛んで、オリンピックに出場するほどの選手を排出しています。毎年正月に「サロモンカップジュニアースキー大会」が開催され、全国からジュニアースキーヤーが集まります。
町のあちこちにこのような建物が点在しています。
温泉「チロルの湯」は、なかなか好評のようですし、北海道の中でもチョット変わった風景を楽しめる所でもありますので、お暇のある方は旅行のついでに立ち寄って見ては如何でしょうか。 かの有名な富良野、美瑛にも1時間程度で行けます。
美味しい「なんこ」が食べられるかも知れませんよ!!
会員の皆さまに 私がこのような拙文を掲載いたしますのも、皆様に「こんな程度で良いなら私も」と考える方が増えて頂きたいためです。 13期校友会の皆様、奮ってご投稿ください。大勢の方々のご投稿をお待ちしています。 Wordを使って作っていただきましたら、後は編集部でどうにでも調整させて頂きます。
編集委員 生活環境科 杉田 和之 05・4・1